不動産の買い時っていつなんでしょう・・・
「今買う!」、「頭金を貯めてから買う」、どっちがいい?
住宅購入、人生の一大事ですね。
一生に何度もない家を買う行為。よくお客様から聞かれることに、「やはり頭金を貯めてから買った方がいいのか?」があります。
頭金があるのであれば、入れるに越したことはないと私は思いますが、トータルの支払う金額で損得を考えた場合、購入するなら少しでも急いだ方がいいのか、できる限り頭金を多くするためにじっくりと貯めてから買った方がいいのか、気になるところですよね。
結論から言えば、今後の金利動向や物件価格の動向によって損得が変るので一概にいえない、と思います。
大雑把にまとめると、以下のような感じです。
金利水準と物件価格の水準
① 金利水準や物件価格の水準が今後余り変わらない
→ どうせ買うなら早めがいい
② 金利水準や物件価格の水準が今後上昇していく場合
→ どうせ買うなら早めがいい
③ 金利水準や物件価格の水準が今後下降していく場合
→ じっくりと頭金を貯めながら様子を見極めるべき
今は①~③のどれなのでしょう?
現在の経済情勢としては、どんどんとまでは言えないもののこれから上昇傾向にあるといえるかと思います。とすると、「どうせ買うなら急いだ方がいい」となります。そう漠然と言っても「そうなんだ」「ふーん」と言ったところだと思いますので、実際のローン事例で、具体的に説明します。
【A.今すぐ買う場合のシミュレーション】
Mさん 25才。3,000万円のローン(諸費用含む)を組んで物件購入を検討したとします。
・頭金0円
・35年ローン
・金利は年間固定で3%
だったとします。
その場合ざっくりとした月々の支払いは、
7.75万円、年間93万円、
総支払額は3,255万円となります。
【B.頭金を貯める場合のシミュレーション】
Hさん 30才。3,000万円の物件購入をするとして、頭金300万円を3年かけて貯めます。
この3年間の家賃は、5万円の賃貸で単純計算して180万円。
・頭金300万円
・35年ローン
・金利は年間固定で3%
だったとします。
月々の支払いは
6.75万円、年間81万円
ローン自体の支払いは3015万円。
しかし頭金を貯めている間の家賃が180万円なので
総支払額は3,195万円となります。
結果どっちがいいのか
結果、60万円の差額となります。
ただ所有不動産には固定資産税もあり、もっと綿密に計算すると必ずしもこの限りではありませんし、家を買うということは家のメンテナンス費用、固定資産税なども当然かかってきます。こう言った点も考えてご自身に合った、ローン方法を取るのも大切なことです。
必ずしもどちらが良いとは言えません、ですが一長一短ある資金の借入には、価値観、人生計画、資産との相対的なバランスが取れた、お客様に合った返済方法があるはずです。
熊本密着の三池不動産では、こう言ったご相談も随時賜わります!もちろん秘密厳守ですのでご安心ください。
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